空き巣・強盗被害にあわないための対策

 空き巣被害にあう家は、侵入しやすそうな一戸建てをイメージしますが、約三分の一はマンションやアパートなどの集合住宅です。しかも中高層マンションでも発生しています。

 高層階だからといって油断は禁物です。

 対策 ① 鍵のかけ忘れ対策をする

 中高層住宅の侵入箇所の半分は玄関です。原因は鍵のかけ忘れです。鍵のかけ忘れに十分に注意し、鍵をかけると表示が変わったりする機器を使用するといいです。鍵をかけたら指さし呼称をするなどの癖をつけましょう!確認は最低2回!

 対策 ② 玄関・窓の2重ロック化

 施錠対策は、2重ロックが効果的です。玄関は2個のシリンダー鍵の設置、窓はクレセント錠と補助錠の設置です。侵入に5分以上かかった場合は、侵入者は諦めるというデータがあります。侵入リスクは、断然減らせます。

 対策 ③ 玄関へのサムターンカバーの設置

 扉のこじ開けに効果的です。カバーを設置する事により、扉と枠の間にバールが入らなくする事にこじ開けを防ぎます。

 対策 ④ マーキングを確認する

 侵入者は対象の色々な情報、例えば家族構成や習慣などの情報を記号などで書き残すことがあります。表札などに見覚えのない数字などの表示があったら、すぐに消しましょう。

 対策 ⑤ 中高層マンション・アパートで足場がありそうな物件は借りない

 2階以上のベランダの近くに電柱・樹木・屋根がある物件は借りないようにしましょう。足場があれば侵入者は簡単に登ってこれます。

 対策 ⑥ インタホンは必ずカメラ付き

 ご自宅のインターホンについて、カメラと録画機能がない場合は、付いている物に換えましょう。既存のインターホンの配線をそのまま使用して使える場合が多いので簡単に取り付けられます。また、無線のものもありますので、電池交換は必要になりますが取り付けが簡単です。賃貸の場合も、録画機能付きインターホンがついている物件を借りましょう。

 対策 ⑦ 宅配業者を装って侵入させないようにする

 宅配業者を装って侵入されるケースがあります。特に女性は要注意です。カメラ付きインターホンがある場合は必ず画面で確認し、配送の覚えがない場合は扉を開けず持ち帰ってもらう、または扉のチェーンをつけたまま扉を開けて対応するなどし慎重に対応しましょう。駅や店舗に設置された宅配ロッカーなどを利用し、自宅に宅配業者が来なくても済む対策をとり、リスクをなくしましょう。

 対策 ⑧ マンションへの共連れを防ぐ

 オートロックマンションでは、侵入者は共連れを狙います。一度、建物内に侵入されると、周りから死角になる為、ベランダ越し複数の部屋が狙われます。住人以外は自由に入れないオートロックマンションですが、住人がドアを開けた時なら誰でも一緒に入れます。入口を開ける時は必ず周りに不審者がいないか確認しましょう!

 対策 ⑨ 防犯カメラやセンサーライト等の機器を設置

 侵入者は多くの場合、対象の下見をします。その際、防犯対策である防犯カメラやセンサーライトなどが設置されているかを見ます。実用性も重要ですが、周りから見てわかるように設置しましょう!周りから見て分かるように設置する事が抑止力に繋がります。逆に分からなければ、抑止力効果的には無駄になります。費用を安く済ませる為には、ダミーカメラでもいいと思います。今は、本物かダミーか判断するのに難しいくらい、ダミーカメラもしっかり作られています。

 対策 ⑩ CP品をを使用して侵入を諦めさせる

 侵入者は侵入をする為に、5分以上かかる場合は諦める傾向にあるといいます。「この鍵は時間がかかる」と思わせるのが、警察庁や国土交通省などと民間企業が合同で開発した「CP品」。CPマークがあるだけで、侵入者に侵入に5分以上かかるなどの防犯効果が一定基準を満たしていると思わせる事ができます。

 対策 ⑪ 人が入れる小窓は格子を設置する

 侵入者が侵入する場所は60%が窓からです。特にトイレや風呂の窓は要注意です。格子の種類も簡単なビスで固定するものと、特殊なビスで固定するものもあります。簡単なビスですとすぐに外されます。気をつけましょう。

 対策 ⑫ ゴミ捨ての時も鍵をかける

 侵入者は簡単に入れる家を狙っています。ゴミ捨てのわずかな時間も狙われています。ゴミ捨ての際に、誰かと会って話し込んでしまうとしたら、かなりの時間を侵入者に与えてしまいます。必ず鍵をかけましょう。

 対策 ⑬ ポストへの新聞やチラシの入れっぱなしにしない

 ポストに新聞や手紙が溢れている状況は、長期にわたって留守を知らせているようなものです。長期に不在の場合は郵便局や新聞店に必要期間の配達を止めてもらうようにお願いしましょう。また、近所の方に引き取ってもらって保管してもらうのも一つの方法です。

 対策 ⑭ 玄関や家の周りをきれいにしておきましょう

 家の周りが乱雑だと、防犯に無頓着と思われます。きれいにしておきましょう。

 対策 ⑮ 庭の雑草を管理しましょう

 庭の草が伸び放題の家は、侵入者に狙われやすいです。そういう家は長期不在か面倒くさがる性格で防犯に無頓着と思われるからです。逆に庭がしっかり手入れされていると、小さなことにも気づく人が住んでると思われます。

 対策 ⑯ ストリートビューから自宅玄関を削除する

 侵入者は空き巣をする為に現地を下見するだけでなく、インターネットのストリートビューを見て下見する場合があります。その映像を見て侵入しやすい家か判断します。自分の家に関する情報は削除してもらった方が安全です。手続きはストリートビューの画面上部のヘルプから依頼ができます。

 対策 ⑰ 不審者はすぐに通報する

 侵入者は下見をしている時に、あいさつされたり声をかけられると、顔を覚えられたと思い侵入を諦める事が多くあります。不審者には声をかけるようにして、場合によっては警察に通報しましょう。

 対策 ⑱ SNSに安易に個人情報を公開しない

 留守か在宅か。インターネットを活用することで入手できる可能性があります。侵入者に情報を与えてしまう恐れがあります。生活パターンや長期旅行などのタイミングがわかる書き込みは止めましょう。

 対策 ⑲ 郵便受けは鍵をつける

 郵便が届かないなどは郵便物の盗難かもしれません。個人情報を盗まれる事にもなる為、郵便受けには鍵をかけましょう。

 以上、比較的に簡単にできる防犯対策をあげました。できる事がらやって大切な人が悲しい思いをしないようにしましょう。

 では、また。

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